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パウリとユング そして「微細構造定数」

 「137」とは、宇宙のあり方を支配する重要な数、「微細構造定数」をあらわす。このような自然を支配する「数」を決めているのは何か、物理学者は悩まされ続けてきた。ノーベル賞物理学者パウリは、ある重要な研究により、量子力学が「4」に支配されていることを、図らずも導いた。そして彼もまた「数」に悩まされることとなる。

 なぜ「4」なのか?

 謎にとらわれたパウリは、心理学者ユングと秘密裏に研究を行い、錬金術・数秘術・ユング心理学を使って、探究を試み、やがて137の謎にも挑むこととなる――。


 上の文章は、草思社からアーサー・I・ミラーにより出版された「137」(副題;物理学者パウリの錬金術・数秘術・ユング心理学をめぐる生涯)の表紙裏に書いてある文章から拾ったものです。そして、プロローグでは、パウリとユングの二人が微細構造定数「137」と以下に関係したのかが述べられている。少し長くなるが以下に紹介します。


 宇宙の根源をなすような数が存在するのだろうか。他の数よりもはるかに重要な、特別な数というものがあるのだろうか。宇宙のすべてを左右し、あらゆるものを説明できる数が存在するのだろうか。科学上の重要な発見は数学によってもたらされる場合が大半である。アインシュタインの相対性理論、ブラックホール、並行宇宙、ひも理論、複雑系の理論などは、数あるなかのごく一部の例にすぎない。これらの理論は数式の形で表現されているが、物理的宇宙の具体的な側面を表わしてもいる。

 宇宙の根源をなす一つの数があり、SF作家のダグラス・アダムズが『銀河ヒッチハイクーガイド』のなかで書いているように、その数が「生命、宇宙、その他もろもろの答えになる」のだろうか。物理学者、心理学者、神秘主義者たちはこの問題に思索をめぐらせてきた。三位一体や縦・横・高さの三次元に表われているように、その数は三であるという人もいる。そうかと思えば、四を主張する人もいる。何と言っても世界には四季や東西南北の四方位があるし、人間にも四肢があるというのである。さらに、答えは非常に奇妙な137という数にあると確信している人たちもいる。

 137という数は、一方ではまさしく光(スペクトル)のDNAに相当する量を表わしているが、もう一方では、「カバラ」〔ユダヤ教の密教的部分のこと。広く知られるようになったのは12~13世紀とされている〕を表わすヘブライ語の綴りを構成するアルファベットの数値〔ヘブライ語のアルファベットはそれぞれ数値を持つ〕の和でもある。こうした数をめぐる問題は二〇世紀の優れた知性の持ち主の多くに影響を与えたが、そのなかには物理学者のヴォルフガング・パウリと心理学者のカール・ユングも含まれている。

 科学者だったパウリは神秘主義の世界に足を踏み入れた。心理学者のユングは、自分では解けずに悩んでいた疑問の一部に科学が答えを出してくれると信じていた。二人ともそれぞれの専門分野において、歴史から消えることのないきわめて重要な貢献を果たした。だが、二人が交わした議論のなかでは、彼らははるか先まで歩を進め、物理学と心理学の境界領域を探究していた。そうした議論をすることで、二人は互いに刺激しあうことになった。

 一九三一年のパウリは、科学者としての人生の絶頂期にあった。排他原理(現在では「パウリの排他原理」の名で呼ばれることもある)も発見していた。この原理の発見が、物質がいまある構造をとる理由や、一部の星が実際にすさまじい最期を迎える理由の解明へとつながるのである。

 一年前の一九三〇年には、彼はまだ発見されていない未知の粒子が存在するはずだという--当時にあっては突飛な--考えを提唱した。当時の科学者のだれもが当然のものと考えていた電子、陽子、光量子のほかに、もう一つ別の粒子が存在しなければならないと主張したのである。その粒子はのちにニュートリノと呼ばれることになった。パウリが存在を予測してから二六年後、ついにそのニュートリノが実験室で確認された。

 だが、友人や同僚の科学者たちが科学の世界の栄誉ある賞を勝ち取ろうと競いあっていても、パウリにはそういったところがなかった。どうも自身の立身出世には少しも関心がなかったらしい。科学の研究も心を十分に満たしてくれず、パウリがハンブルクの飲み屋街をうろつき、夜遊びにふけって女の尻を追いかけるようになるとともに、彼の人生も混沌の度をますます深めていった。

 彼には、どうすればいいかははっきりしていた。パウリは世界的に有名な心理学者カール・ユングを訪ねることにした。ユングがさほど遠くないチューリヒの郊外に住んでいることがわかったからだった。

 このときパウリは三一歳だった。パウリより二五歳年上のユングはすでに確固たる名声を築いており、たいへんな有名人だった。ユングはヨーロッパとアメリカの上流社会の女性からも男性からももてはやされ、大勢の人がさまざまな精神的悩みの解消を期待して彼のもとを訪れていた。

 ジークムント・フロイトとともに、ユングは新たな心の概念を作りあげた。彼らの考えでは、心は研究すれば理解でき、治療もできる対象だった。とはいえ、伝説になるほど有名なこの二人の精神分析家は、心の問題の研究法では、まったくと言っていいほど異なっていた。

 そもそもからユングは、フロイトの手法を超えて、無意識の奥底に隠された要素に光を投げかけたいと思っていた。フロイトも無意識を扱ったが、彼の場合は日常の出来事に原因がある無意識の領域にかぎられていた。ユングは心理学者という範疇に収まるような人物ではなかった。彼の関心は中国の思想から錬金術、はては未確認飛行物体(UFO)にまで及んだ。人々の思考法は世界の地域によって根本的に異なっていても、ユングはその根底に共通するパターンがあることを見て取り、そうしたパターンは心に起因すると確信した。彼はそのようなパターンを心の不可欠の構成要素と考え、元型と呼んだ。こうして彼は、いまではよく知られている集合的無意識と元型という概念を作りあげた。

 さらにユングは、共時性という考え方に思い至る。共時性は彼がきわめて重要視していた概念の一つである。西洋の思想と東洋の思想のあいだには強い結びつきがあるが、それと同じように、冷徹で合理的であると思われている科学の世界と、不合理なものとされている直観や心の世界のあいだにも、強いつながりがあるとユングは確信していた。

 ユングのこうした関心のすべてを集める領域があった。それが「数」である。ユングは錬金術や宗教に繰り返し顔を出す特定の数三と四に魅了され、また『易経』に体系的に述べられているように、数が人生の出来事を予測する力をもっていることにも魅力を感じた。もっとも、こうした考えが一つにまとまりはじめたのは、ユングがヴォルフガング・パウリと知り合ってからのことである。

 性格的にユングと似たところがあったパウリも数に魅了された。彼が数に夢中になったのは物理学の学生だった大学時代からで、そのころ彼の師だったアーノルド・ゾンマーフェルトはカバラの信奉者さながらに、整数のすばらしさをしょっちゅう賞賛していた。とりわけ彼が取り上げたのが「137」という数である。

 ゾンマーフェルトこそ、この一風変わった数を一九一五年に発見した人物だった。それは、彼が原子の示すきわめて厄介な性質、すなわちスペクトル線の「微細構造」を解き明かそうとしていたときのことである。微細構造とは、各元素の放出・吸収する光のスペクトル線が、さらにいくつかの波長の光の特徴的な組み合わせで構成されていることをいう。微細構造は、言ってみれば各波長の光の特徴を表わす指紋やDNAのようなものなのだ。その微細構造を決定しているのが137という数だったので、ゾンマーフェルトはこれを「微細構造定数」と呼んだ(実を言うと、微細構造定数の値は1/137に近い値なのだが、物理学者たちは便宜上、137といえば微細構造定数を指すとしていた)。この137という値がゾンマーフェルトの式から現われた直後から、彼をはじめとする物理学者たちは、この定数の重要性はスペクトル線の謎の解明にとどまるものではないと見ていた。物理学者たちはすぐに、この「指紋」にも相当する特別な数が、ある特定の基礎物理定数(基礎定数)の組み合わせによって表わされることに気づいた。基礎定数は宇宙のどこでも不変であると考えられていた量で、相対性理論と量子論を構成する重要な要素だった(当時基礎定数とされていたのは、電気素量、真空中の光速、プランク定数、電子の質量、陽子の質量、重力定数、一般相対性理論の宇宙定数の七つだった)。

 137という数がそれほど重要なものなら、相対性理論や量子論を記述する数学から導けるはずではないのだろうか。だが、物理学者たちが困惑したことに、だれも微細構造定数を理論から導くことができなかった。

 微細構造定数が絶妙としか言いようのない値になっていて、そのおかげで、地球上での生命の存在が可能になったことも明らかになった。したがって、物理学者たちが微細構造定数を「神秘数」と呼ぶようになったのも当然だった。

 ゾンマーフェルトが137という数を発見した一九一五年の時点では、すでに原子物理学のいたるところに整数が顔を出していた。二年前にはデンマークの物理学者ニールス・ボーアが、原子内の電子のエネルギー準位は整数いわゆる量子数を用いて表わせることを明らかにしていた。ボーアは、原子内の電子の軌道を指定するには三つの量子数があればいいと考えた。空間内の物体の位置を指定するのに三つの数、すなわち三次元の座標が必要なのと同じなのである。その10年後、二四歳だったパウリは、実際には量子数が四つ必要であることを明らかにした。だが問題があった。この第四の量子数の概念は視覚的イメージを利用して表わすことができなかったのである。

 この難題はパウリにとって、結局は数の問題、つまり「一筋縄ではいかない三から四への移行」に帰着するものだった。さらに、137という値をとる微細構造定数が、この移行に関係していることも明らかになった。

 それでは、137という数はどこからもたらされたものなのだろう。パウリは、微細構造定数はきわめて根源的なものであり、したがって素粒子を扱う理論から導出できなければならないと確信していた。彼は寝ても覚めても、この問題を探ることで頭がいっぱいだった。そしてついに精神的に持ちこたえられなくなり、ユングに助けを求めた。

 心理学に対するユングの考え方は、パウリに第四の量子数のさらに深遠な意味と、第四の量子数と137との結びつきを理解するための手立てを与えた。それは科学の境界を越えて、神秘主義、錬金術、元型の領域に足を踏み入れるものだった。ユングのほうは、パウリが自身の心理学を強固な基礎の上に据える手助けをしてくれる優秀な科学者であるだけでなく、貴重な太古的な記憶がぎっしり詰まった宝庫であることを見出した。


最後にウィキペディアの「微細構造定数」より
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「宇宙全史的なパラレルワールド」 その2

世界線
図:世界線の概念

 私たちは5次元界に無数に存在する「世界線(らせん状になりさらにループしていることに注意)」の中の一本に住む1個の魂(肉体)です。ここでは簡単に説明しておきます。上の図をご覧ください。私たちは過去から未来へと時間の流れに沿って世界と共に運ばれています。少なくともそういう認識で生きています(実際はまったく違うのですが)。生まれてから死ぬまでの時系列を一本の線で表したものを世界線といいます(座標系ともいいますが、世界全体が点に収束して、それが時間方向に線となっているのでやはり世界線の方が分かりやすいかもしれません)。生まれたところが始点で、死んだところが終点です。その間小学校に入学した日もあれば高校を卒業し、恋人と別れて都会に出て、職を転々とし失意のまま世界中を巡ったりする、たとえばそんな世界線が一本。人生ではできているはずです。そういう世界に住み、生きて死んでいくのですが、5次元という空間にはその世界線が無数に存在しています。それを多層世界(パラレルワールド)ともいいます。

 私たちの住む世界線を起点としまして、その左右両方に平行に伸びる世界線を考えて下さい。つまり私たちの世界の歴史を過去から未来まで含めて一本の線と考えますと、その線の両脇に接近するそれぞれ一本ずつの世界線があります。それが私たちに最も近いパラレルワールドということになります。その世界はほぼ私たちの世界と変わることのない(少しは異なるのですが)歴史や未来を持つ世界となっています。

 そして私たちの世界線からもっと離れとていく世界が存在するのですが、それが数千という数だけ存在するのです。そして私たちの世界から離れれば離れるほど、私たちとは異なる歴史や未来を持つ世界ということになまりす。

 これを数学的といいますか物理的といいますかそういう形で表現しますと、パラレルワールドの世界はそれぞれ「確率的に存在する」ということが出来ます。量子力学の基本原理である不確定性原理が示すように「物質は(私たちの目から見ますと)確率的にしか存在できない」ということが出来ます。それと同じ表現を世界にも適応できるということが出来ます(ただちに不確定性原理を素粒子レベルではなく巨視レベルの世界にそのまま適応できるかというとそれは無理があるのですが、一つの考え方としてイメージして下さい)。

 先ほど、「私たちは5次元界に無数に存在する「世界線」の中の一本に住む1個の魂(肉体)です」と書いていますように、自分の集合魂の中に自分の元ダマ(元の魂)が存在しています。集合魂というのは自分(元ダマ)と同じ傾向の魂が集まったものと単純に考えていただいていいのですが、元ダマというのがちょっと面白いシステムになっています。

 これはあまり知られていない事実ですが、私たちにとっては私たちの存在の根幹にかかわる非常に重要なシステムです。ですから少し詳しくお話します。上の図を見ていただきますと元ダマは六次元世界の集合魂の中にある自分の本体のようなものです。その元ダマは5次元世界にある無数の世界線の中にこれまた無数(近く)ある自分の小ダマを管理しています(小ダマとは人間界にいるあなたのことです、小さな魂というくらいの意味です)。ですから小ダマであるあなたは5次元空間には無数に存在するのです。

 整理しますと、今現在この地上に生きておられるあなたは「小ダマ」です。その「小ダマ」はこの宇宙に無数にある同じような世界の中に一人ずつやはり無数に存在しています。その無数のあなたである「小ダマ」たちを見守り、管理しているのが6次元界にいる「元ダマ」なのです。その「元ダマ」が事実上あなたの本体だと申し上げてもいいかと思います。そしてそうした「元ダマ」の傾向性の似たもの同士が集まったものを「集合魂」といいます。中々イメージしにくいでしょうが、これが私たちの魂の末端システムになっています。

 地上に肉体を持つということはどんな存在でありましょうが、6次元界に必ず「元ダマ」を持たなければならないようです。この6次元界は「すべての形としての現れの根源がある状態」あるいは「形として現れる前の段階としてのすべて」というこの地上に関係するあらゆる存在の世界として「阿頼耶識界」ということもあります。昔から経典でとかれていた阿頼耶識というのはこの界のことです。ただここでも分かりやすく具象的に説明しておりますが、実際はもっとアナログで人類に分かりやすい単純なモデルというものは、今のところ提示できません。

 私たち人類の認識範囲(広さと深さも含めて)がいかに小さいかということを感じます。これまでいかなる聖賢もこうした世界の全貌を正確には説けなかったということが分かるような気がします(おそらく将来的には数式では表すことは可能だと思います)。本当に方便でしか表せない世界なのです。それでも何とか私たちはこのシステムを理解していかないと、そこから抜け出て自由の身になることはできないのです。また、5次元霊界とか5次元界、あるいは5次元空間と色々と表現していますが、みな同じ意味です。


 パラレルワールドの話になると、どうしても5次元や6次元といった上次元の話題になってしまいますので4次元認識のパラレルワールドに戻ることにします。

 例えば、私たちの隣の世界(パラレルワールド)は非常に私たちの世界と似た世界になっています。それは確率的に私たちにとってはわりと起り得る、あり得る世界ということがいえるでしょう。

 しかし私たちから最も離れた世界はかなり異なり、あまり想像もつかないような世界の在り様になっているのです。つまり確率的にはあまりあり得ない、通常は実現しえないような世界と思っていいのです。それがグラデーションのように私たちの世界から離れれば離れるほど通常の私たちの世界とは異質なものになっていっています。

 それではなぜ私たちのパラレルワールドは数千個なのでしょうか。なぜもっと多かったり少なかったりしないのでしょっか。

 パラレルワールドも実は私たちが造っているのです。だから私たちが想像(創造)し得る世界が数千ということがいえます。つまり私たちには数千の世界を想像するイメージしかなく、またそれだけのエネルギーしかないということがいえます。

 本来人類がその肉体能力(脳だけではなく肉体全体・ある意味細胞全体という意味)を全開しますとほぼ無限のパラレルワールドを創造できるのですが、現状ではこの程度が限界のようです。

 だから、「数千のパラレルワールドにそれぞれまた数千のパラレルワールドが存在するのなら、その総数は数百万以上になるのでは?」という考え方は必要ないようです。

 その理由として、各々のパラレルワールドがもつパラレルワールドは結構重複しているということがあるのです。それは私たちのエネルギーが少ないということから来ていますが、この重複するという条件を踏まえた上での数千というパラレルワールドの数だったのです。

 ですから朝出かける時に玄関を右足から出るという世界と左足から出るという世界では、その結果としてその人の運命が大きく変わっていくのではないか(世界が増える)という疑問はここで消滅します。その人に巨大なエネルギーがあると、そういう可能性もあるのですが、現状の人類ではどちらも(左であろうが右であうがろ)同じ結果(世界)を迎えることになっています。

「宇宙全史的なパラレルワールド」 その1

 私たちの宇宙(世界)は、この世界を中心として(見るならば)、次元的に縦に連なる世界と、多様性として横に連なる平行世界とが存在しています。縦に連なる、横に連なると申しあげましたが、それも実は方便でして、実際はやはり「同時にここに」在るのです。ただ私たちにはそれが見えない(感じられない)だけで、この現実と同じく現実的な世界が、重なって存在しているのです。

 もっと基本的なことを申しあげますと、「世界は物質としてリアリティがあるように見え、しかも実際に存在しているように見えますが、実はそれは一種のホログラフィックな幻影にしか過ぎません。

 正確にはホログラフィック(3次元映像)な映像と触感・匂い・音・味覚などの要素もその構成にかかわっています。つまり逆にいいますと、人間の五感(見る・聞く・触る・味わう・匂う)が、この世界を構成し、創りあげているのです。

 ただ、この私たちが棲息する地球界は特殊な世界でして、波動が濃い世界と申し上げたらいいでしょうか、ある意味リアリティが濃いのです。ですから他の世界と重なっているといった実感を持つことが、かなり困難ではあるのです。

 例えば、リチャード・E・バード少将が、北極で「地球内部の空洞に通じる穴に入った」と思われる体験をしておられます。彼の解釈(理解・判断)では「地球内部の空洞に通じる穴に入った」と認識されているようですが、実際は「他世界・別世界=パラレルワールド」に迷い込んでおられます。もっと正確に申しあげますと、パラレルワールド(平行宇宙)をつなぐチューブのような特殊空間が彼の乗る飛行機の場所を通過しています。

 その結果、一瞬ですが彼は飛行機ごと別世界に入ってしまっています。ただ、現実世界では一瞬の出来事でしたが、そのチューブの中で彼は別な時系列に従っています。なおこうした北極の現象は、結構あちこちで頻繁に起こっているということでした。浦島太郎伝説などもその一例です。

 ただ、それを人類がどう解釈するかは、私たちの問題です。こうした現象は偶然起こることではなく(少しはありますが)、やはり何がしかの上の恣意(しい)があってのことなのです。

 私たち人類は、これまで太陽系外であっても太陽系のように、太陽のような恒星が中心にあって、その周りに惑星や小さな天体が重力と遠心力のバランスで構成されているものだとばかり思い込んでいたのです。

 しかし、この宇宙(オーム宇宙)に関しましては、太陽系の物理法則をそのまま全宇宙に反映させてしまうと、宇宙の創世から大きさや寿命などにいたる全てにわたって検証しなおす必要があります。太陽系の外では、地球の物理法則はほとんど適用されません。

 この宇宙の果てのような所で、この宇宙の果てにある特殊なゲートから、星ごと持ってこられた魂が在るのです。そのゲートは、この(私たちの)宇宙とあらゆる「並行宇宙(パラレルワールド)」+「次元格差宇宙」を行き来するゲートです。

 さて宇宙の果てという言葉が出てきましたので少し触れておきますが、「実はこの宇宙の果ては、宇宙の中心部との境目」にあるのです。そしてその「宇宙の中心部は、原理的に私たちには決して見ることができない」ようになっています。

 宇宙に中心があり、果てがあり、しかもその中心部が原理的に見ることが出来ない宇宙のモデルとは一体どういうものなのでしょうか。現在の宇宙のモデルとはまったく相反するような構造を想像することがお出来になるでしょうか。

 平行世界(パラレルワールド)のほぼすべてが、現在終末に向かって一直線なのです。唯一大アセンションの可能性を持つ世界は、ここに限定されました。ここのブログ「人間と宇宙 その3」で、次のように書いております。
・・・
「今」この時期になって、無数にある多世界宇宙の中から、エホバと同調出来る「時空空間」に変更されたということは、「今回の宇宙で終了させてもよい」というだけの条件が整ったことになるようです。
・・・

 そしてこの世界がアセンションしますと、それは他の平行世界にも大きな影響を与えるのです。ですから私たちの存在意義は、ものすごく大きいものがあるともいえます。


 パラレルワールドとは、一般的には私たちの世界とは異なる世界が、私たちの世界に近接して存在し、それが延々複数あるという概念です。また平行世界とも呼ばれる環境ですが、私たちの世界と平行の位置にある――つまり「どこまでも交わることのな世界」という意味合いも含まれています。

 それは次元が違うという意味でもあるのですが、今ここではあまりそのことには立ち入らず、単純に私たちの世界に似た同じような多くの世界が日常交わることなく(でも何らかの関連性を持ちながら)、私たちの世界と同じように続いている――それがパラレルワールドという概念だと考えて下さい。

 実際のパラレルワールドという世界とは、どの様な世界なのでしょうか?

 まず私たちが日常を過ごしているこの世界――地球上の日本という国のどこそこの地域に住み、仕事をし、家庭を育み、生活をしています――は、特別な世界ではなく、パラレルワールドというこの字宙にほぼ無限にある世界の一つだということがいえます。

 ただ、ここで誤解を招かないようにしておきたいのですが、実際にパラレルワールドは無限に近く存在しますが、私たちの次元に関わるパラレルワールドはそれほど多くはありません。実数からいいますとほぽ数千という数になります。

 昔(確か高杉晋作が詠んだといわれていますが)、「三千世界のカラスを殺し、主(ぬし)と朝寝がしてみたい」という都々逸(どどいつ)がありましたが、これは「三千世界のうるさいカラスを殺してしまい、あなたとゆっくり朝寝をしたい」と訳します。いろんな意味がありますが、三千世界をこの世のすべてと訳すか、実際の三千世界と訳すかで、またお話は変わってくるのですが、パラレルワールドの観点からしますと、高杉晋作はパラレルワールドの実際を直感していたのかもしれません(元々三千世界という言葉は仏教用語から来ていまして、ある意味パラレルワールドを表した単語でした)。

 さて数千のパラレルワールドとはこれまた(無限に近いという数からしますと)非常に少ないように思えます。 しかし、これは私たちの世界を基準としたパラレルワールドであり、他の世界にもやはり同じくそれぞれパラレルワールドが存在していますので(しかも上位次元はもっとたくさんの世界を有しています)、この宇宙全体からしますとほぼ無限といってもいいかと思います。

 さて、ここで頭の回転の早い方ですと一つの疑問が出て来るはずです。それは「私たちの世界を基準としたパラレルワールドが数千あるのなら、その中の一つ一つの世界にもやはり数千のパラレルワールドがあるのではないか」、つまり最低でも数千×数千=数百万以上個の世界が私たち限定の世界でも存在するのではないかという疑問が出て来ます。

 実際はそうではないのですが、ここで私たちの世界限定のパラレルワールドの詳細を説明しておきます。

 「宇宙全史的なパラレルワールド」 その2 につづく

「銀河ネットワーク情報」地球における人類の変容

 今回の地球における変容は、地球が存在しているこの銀河系だけでは無く、他の銀河系の変容とも時間軸で重なっていることから、今回地球に転生している人類は、純粋にこの銀河系領域内での経験を積んできた魂の他に、この銀河系内の相反する領域での経験を積んでいて尚且つ、別の領域(統合された人類)の記憶を保持している魂たちも転生しています。

 複雑な現状を打開するためには、個々に統合領域の意識を活用することが必要になります。人類には5感および6感が備わっていますが、統合領域の思考で物事が対処出来るようになると第7感にアクセスが可能となり、集合意識と共有することが可能になります。銀河ネットワークの情報保管庫にアクセスするにも、この統合領域の意識を活用する必要があります。

 統合領域の意識とは、三次元的に表現するのはとても難しいのですが、要約すれば物事を複数領域の視点(意識・感情)を同時に意識しながら物事を理解するということです(左右中心・陰陽統合など相反するエネルギーを各々すべて同時に理解するということです)。そしてその意識エネルギーが作用することによって、個々の事象やプロセスを開放することも可能になります。

 統合領域の意識エネルギーは集合意識と結びついているので、3次元から他次元の存在領域の偏った波動状態をも開放することが可能です。これらのことを実際に日常生活で活用出来るようになると、一人一人が依存から自立へと意識がシフトし洞察力が増して寛大な存在となり、過去領域と未来領域へも自らが影響を与えることが可能になり、情報保管庫の情報シナリオをも書き変えるることが可能となります。

 地球領域でエネルギー的に変化が生じると、高次領域と連動して自然災害と呼ばれる現象が発生します。そして自然災害の現象には、人工的なものと自然的なものが存在していることの認識が必要です。

 自然災害は人類の集合意識の波動に変化が生じた結果、地球領域でエネルギー変化が生じて物理的に現象化される仕組みになっています。自然災害が発生した後は、必ず物質領域と肉体領域と高次領域の波動に変化が現れます。視点を変えて表現すれば、自然災害は地球環境領域に対してのマッサージ作用であるといえます。必要な場所(ツボ)を刺激することによって、その後は好転作用がもたらされます。特に自然災害が発生した場所に居住している方々や関係されている方々は、発生後、波動修正されたことに対して感謝することが大切です(すべての事象は必然的に行われているという認識が必要です)。

 これらをシステム運用に例えると、データのリフレッシュ・修正・削除等を実行することによって、よりクライアント(人類)に対しスムーズな運用が保障されるということになります。

 スターシードの方々は次元降下し転生する前に、ある高領域組織下の同一領域で次元降下時以降の計画の青写真を、目的グループごとに互いに共有しプログラミングしています。そして転生後は、日常生活にあまり降下次元の影響を受けないような生活が設定され、特殊な任務を坦々と遂行可能な環境になっているグループと、物理的・感情的にみごとに体験するようになっているグループとにスターシードは大きく2つに役割が分けられています。

 特に後者のグループの方々は、降下次元領域の意識レベルを自ら体験・取込み・理解することが可能な環境領域に存在軸を設定していますので、高次領域からの高次情報(報告・周知事項等)を受け取り、ターゲットである次元領域の存在者の方々や関連する周波数帯へ、その意識レベルで受容可能な周波数帯に自ら変換して、情報を伝え進むべき方向性に導くことを実践することが今世での任務の一つとなっています。

 そして、これらの方々はどんなに困難な家系・環境下に生まれてきたとしても、今という領域に存在している自らが変容することによって、自分達を含む、過去全ての家系意識レベルも浄化(陰的遺伝を断ち切る)することが可能であるということを認識することが大切です。

 地球時間軸の2007年9月より地球領域レイヤーに変化が生じ始めることから、人類の波動エネルギーにも変化が起こり始めます。レイヤーに変化が生じると波動的に適応出来ない方々は、新しい領域とのネットワーク接続が出来ずに、今までの存在領域(旧ネットワーク)に接続したままの状態になってしまい、俗にいう過去領域内に自身の存在軸を設定したままホログラムを歩むこととなります。

 これから起るレイヤーの変化とは、未来領域(次元上昇後の創造領域)と過去領域(地球領域誕生時から次元上昇前の記憶・歴史)との複合共存ネットワークから銀河ネットワークの最新データ(計画ホログラム)が存在している未来領域へのネットワーク接続先を変更をし、地球領域のバージョンアップが行われるということです。

 したがって、今後は人類の情報アクセス先も、当然個々の意識レベルによって異なり大きくは二分化されます。過去領域に存在していた否定的な未来情報は今回の情報ネットワーク切り替え作業に伴い、高次領域にある銀河の情報保管庫に過去情報(ビジョン)としてコンプリートされデータ保存されますが、今後も地球領域では物理的に過去情報として残ります(書物・インターネット等および過去情報領域にアクセスしてコミュニケーションしている方々)。

 今後、スターシードの方々も二分化されますので、どんなに自分に対して共鳴している情報に対しても、まず客観的視点で波動として受け入れて変換し洞察することが必要になります。

 高次領域情報を伝達する際、発信者は発信先(受信者)に対して責任を伴うことを自覚し、個々の現在の波動状況によっては同じ情報を発信するにも異なった光言語エネルギーに変換されますので注意が必要です(受信の際も同様です)。通常、発信者は情報発信のターゲットを設定しています。発信先は不特定多数であったり限定された場合であったりで情報内容によって異なります。ですから同じ内容の情報であっても受ける側の受容レベルによって理解度は異なる結果になります(自分に直接関係ある情報や間接的に関係ある情報、もしくは、自身の意識レベルの状況によってはまったく関係の無い情報をも受信してしまう場合があります)。

 情報は波動エネルギーで発信され、受信側で光言語に変換され個々の言語に変換されます。特に高次領域の重要な情報に関しては、光言語の中に特定のアクセスコードを刻印していて、アクセスコードに共鳴するクライアントにしか理解出来ないしくみになっています(発信情報とクライアントは互いに認証コードを保持しています)。

 受信後のクライアントでの理解方法は顕在意識の場合と潜在意識の場合と内容によって異なっていて、受信後はクライアントの中で情報を認証コードで解凍して自身の周波数や場合によっては自動的もしくは手動的に調整するようになっています。情報によっては本人限定の場合もあり、その情報を本人が中継媒体になって、他の必要とされるターゲットに再送信される場合もあります。いずれにしても情報は周波数をシフトさせるものであるという認識が必要です。この情報伝達のシステムは低次領域からの陰情報に関しても同様です。

 現在の地球領域には、人類や動物に対しての病気治療に外科治療と精神治療があり、西洋医学と東洋医学が存在しています。高次領域には本来病気という概念はありませんが、地球などの低次領域で密度の粗い世界では、宇宙との波動バランスを保つために病気という現象が発生します。これは人類や動植物だけでは無く、地球自身も例外ではありません。生命にはすべて自然治癒能力が備わっています。

 地球生命体に対して人類は細胞に例えることが出来ます。病気は気(波動エネルギー)の病で、内面的な事が根本的に起因しています。地球に関して人類は内面的な部分であり、一人一人が細胞で個々の波動エネルギーの循環不良(意識レベルの停滞化)が地球自身に影響を与えています。

 地球領域の治療に関して強制的に外科治療するのは、本来、宇宙の流れに合ってはいません。根本原因は地球の内面部分である人類の精神(意識)にあります。地球環境領域を救うのは、本来、物理的行動も必要ですが、根本的には細胞自身の内面的覚醒によって治療することが重要です(人類の集合意識によって、地球環境の物理的治療を避けることは可能だという認識が必要です)。

 天災とよばれている事象(噴火・地震等)は、一部分外科治療にも例えることが出来ます。地球で起こる天災と呼ばれる事象は、地球意識が意識的に起こす場合と外的領域(高次領域組織の一部を含む)が関与して、地球意識に反して強制的に行われる場合があります。災害を強制的に起こして環境をクリアにしようとするエネルギーが存在しているのは事実ですが、これは本来宇宙の流れに沿ってはいません。人類の病気でもそうですが、現時点での悪い細胞(人類)を強制的に排除する外科的治療をしなくても、回りの細胞が覚醒し自らが良的ウィルスとなり病んでいる細胞を蘇生させることは可能であるという認識が大切です。

 今月から人類の集合意識に変化が生じ、蘇生作業は急激に進められていますので、地球自身も人類の自然治癒能力の波動をキャッチしていることから、大きな物理的災害は地球意識が望んでいませんので現象化していません。地球はいつでも強制的に天災を起こすことは可能ですが、上記の事情から寛大に待っている状況です。

 地球は過去の銀河系のあらゆる意識レベルの魂達をも、今回地球に転生することに同意しています。地球生命体は銀河系内では、あらゆるエネルギー(高・低)に対しても許容することが可能である存在で、特別霊性の高い魂だという認識が必要です。
別の領域視点で表現すれば、特別霊性が高いからこそ、自ら臨界領域まで波動レベルを下げて、あえて星では無く地の球となることを選択し、地の球(惑星地球)から自ら他の惑星にエネルギーを与える存在である恒星へと変容を遂げることを刻印して誕生しています。

 今後、地球と共に人類も変容して魂の惑星から魂の恒星へと進化するプロセスを地球自身は望んでいて、この波動エネルギーは銀河の中央情報保管庫に送信されています。今後、データ更新されると新たな銀河の歴史のページが刻印され銀河ネットワークの新時代がスタートします。

「銀河ネットワーク情報」地球次元上昇

 今回の地球次元上昇には、シリウス系の水晶エネルギー・地球核の水晶エネルギー・人類の人体に保持している水晶核エネルギーが共振共鳴することが密接に関係しています。人類波動次元上昇は、これらのエネルギーと共振共鳴することによって達成されます。

 地球のボルテックスのネットワーク構築には、太古からシリウスが主に携わっています。このボルテックス・ネットワーク網は、地球人類に対して、多次元宇宙(パラレルワールド)との情報交流網を遮断(次元上昇を阻止)させている、陰領域のエネルギー網を溶解させるのにも重要な役割をしています。

 そして、地球のボルテックスの修正はすべて日本で行うことが可能で、個々のスターシードやワンダラーの配置もボルテックス・ネットワーク網と密接に関連しているということになります。具体的には、個々のスターシードやワンダラーが独自に高次の通信情報を変換し、ボルテックスゲートを開いていくように計画されていて、今回多くのスターシードやワンダラーに対しての重要な内容として、ボルテックスゲートを開くのは、物理的な行動ではなくて、意識・感情下でボルテックスゲートを開くということです(大切なのは日常生活レベルでの意識・感情レベル(エネルギー)の善悪(陽陰)を統合し二極を超越するということです)。自らがボルテックスと自覚したならば、自ら変容すれば自ずと周りのスクロールも変容するということを実践して結果を出すということです。

 パソコンの性能が向上すると思い込んで、あまりにも多くのソフトをダウンロードしてしまうと動かなくなってしまい、再起動(リセット)すると回復してしまう場合が多々あります。これらの現象は、現在の人類にも当てはまります。意識が向上すると思い込んで、情報を多く取り込みすぎると、意識が向上するどころかリセット現象が訪れて、初めからやり直すような出来事が起こったりします。

 今の時期は、外部の情報取得に時間を費やすことは賢明ではありません。むしろ各々今まで自分の内側で否定していた感情・意識を中和し修復することに時間を費やすことが賢明です。他人の責任にする・人を裁く・事件を裁く・物事を否定するなど、自分を中心に善悪の意識で物事を見ている方々は、移行条件から除外されるということを認識することが大切です。

 地球と人類は一つの共通したシステムネットワーク運用を行っていて、私達人類は、人類意識向上に伴うデータベース運用から、銀河意識に伴う次元上昇データベース運用に移行しようとしています。この運用ネットワークを三次元のIT的に簡単に要訳すると、地球に設定されている主要ボルテックスが「ルータ」、各地域のサブボルテックスが「ハブ」、人類が「PC」でありクライアントに該当しています。サーバは高次領域に存在していて、データベース自体は各宇宙情報図書館の情報エネルギー、各神様及び各高次生命体の保持している多種多様のスキルエネルギー、地球意識エネルギー等(総称すると宇宙エネルギー)などです。

 これらの一連の流れ(運用)は、宇宙法則の流れでもあり、個であり全体であるということにも置き換えられます。私達人類が携わっている運用システムは、三次元のシステムと同様に、各個人(全人類)にアクセス権限が付与されていて、必要情報のアクセスはサーバ(高次領域)で個別管理されていますので、すべての方々(クライアント)が、どの情報にもアクセスすることは出来ないということになります(意識レベルの指針に基づき、アクセス権限変更等が行われます)。そして次元上昇後は、いっそうセキュリティが強化されますので、現在のような陰領域からの不正アクセスが出来なくなります。

 現在運用中の旧システム運用は、不正アクセスが多発してデータベースの更新が妨げられ、地球の次元上昇が長期に渡り先送りされていました。そして、それらの対処として、宇宙の周期(時代の変革期)ごとに高次領域から最新版の駆除ソフト(修正パッチ)を自ら保持して転生し、ベータベース運用を保守して宇宙の進化に貢献しています。

 私達は日常の中で、それぞれ他者と別の領域(意識次元)と地球での共通の領域(三次元領域)と双方同時に自分の視界を通して認識し存在しています。ですから、各事象に対して個々での感じ方が異なっています。このことは、高次の情報に対しても同様で、自分の許容範囲でしか理解することが出来ません。自分の視界は「ホログラム(鏡)」に例えることが出来ます。

 自分に起こる出来事(物理的・感情的)や他者は、自分の鏡(反映)であるといわれています。「鏡」=「か我み」で、鏡の出来事の「我(エゴ)」を取ると「鏡」=「神」になります。

 要約すれば、他人や自分に起こる出来事に対して、自分中心(我)の視点で善悪・価値判断しないで、自分の視界の全てに対して尊い存在なのだという意識で物事を処理しながら生活することが重要だということです(互いの主張を認め否定しない)。別の言い方では「悟り」=「差取り」(物事・善悪・価値判断の差を取る)になります。

 肉体的な霊的トレーニングやワークをいくら実践していても、根本的な意識波動を変えない限り、陰領域(過去領域)とのネットワークとコンタクトすることになります。この課題を日常実践していくと、スターシード・ワンダラーの方々は自然にスイッチが入り、高次情報を受信・受容・変換・供給することが出来るようになり、次第に必要な情報は即受信可能になり、不要な心配や疑問を投げかけなくなります。

 次元上昇に伴い、人類は意識(物事の考え方)を銀河共通の意識に変化させ同調することによって、肉体の細胞レベル(DNA)が炭素系から水晶系へ変容して次元上昇領域に適用できることが可能だということを認識することです。このことは、旧資源(石油・石炭)エネルギーから新資源(水晶・宇宙)エネルギーの変容に例えることも出来ます。銀河共通の意識のポイントは寛大な意識です。

 意識のベクトルを個人レベルから銀河レベルに合わせることが必要になります。自分の周りに起こる出来事に対して、自分を中心とした善悪レベルの価値判断を行っている限りは上昇領域に入ることは出来ません。もう他人の善悪・感情の善悪・国家の善悪・宗教的な善悪・物理的な善悪等で自分の意識の中で価値判断している時では無いということです。そして全ての存在の立場を認め理解するという意識が次元上昇領域への必須条件です。

 仙骨は見えない球体(別領域)で保護されていて、月の領域とリンクしています。仙骨は今回の次元上昇では人体の裏ポイントとなっていて重要な器官になっています。人体を構成する臓器名は「月」が記されています(脳・脊髄・胃・心臓・腸・腎臓・肝臓・腹・臍・腕・背・肩・骨・腿・腰等々)。そして仙骨は「月」の「要」である腰に保護された器官です。

 次元上昇すると人体の物質構成は全く異なった密度になりますので、事前に人類は月のリズム(周波数)に同調しておくことが重要になります。人体のパラボラアンテナ受信器である仙骨に、高次エネルギーが流れて適用できる方々については人体がシフトされます(仙骨~ハート~松果体――クンダリーニ上昇)。

 今回の地球次元上昇銀河プロジェクトは、太陽と月と地球の3つのエネルギー変換によって実行されます。
1、太陽=意識の変容
2、月=人体の変容
3、地球=物質(物理的)の変容

 高次領域と人体は密接にリンクしています。高次領域に変化があると、三次元も連動し環境変化や社会現象などの物理的事象に変化が起こります。それに伴い人体にも変化が現れるのが通常です。そして、人体は三次元と多次元とを複合して形成されています。ですから、高次領域に変化があると、個々のレベルに応じて人体に変化が現れてきます(人類の肉体レベル管理を総括している領域と各個人との周波数レベル下での共同作業で、主に睡眠時に行われています)。

 一方、高次領域に適用することを周波数レベル下で拒んでいる方々は、高次領域に変化があっても人体に変化が現れません。生態リズムを崩した日常を過ごしている方々も同様です(高次領域のエネルギーに対して自ら麻痺状態に適用させています)。そのような方々は、ある臨界点に達すると突然的な出来事に遭遇するなどの体験をしたりします。

 頭痛に関して簡単に要約すると3パターンに分けられます。高次領域での計画的な変化に伴って起こる頭痛(受容的)と、高次領域と各個人との周波数レベル下での共同作業によって起こる頭痛(能動的)と、あくまでも個人レベルで起こる、通常の風邪やストレス等の頭痛(自己的)とがあります。

 高次領域が伴っている場合は、突然発生して突然回復するという特徴があり、回復後はとてもすっきりしています(医者等に視てもらっても曖昧な結果になります)。高次領域が関係している頭痛では、バランスが崩れている場合、偏頭痛に表れやすくなります。バランスが整った場合の頭痛は、頭全体に痛みが現れてめまいも伴うことも多く、日常生活をすることが困難になり、寝ていてもあまり症状は変わりません。

 事情を理解出来ない周囲の人はとても心配する場合が多いです。これらの症状が自ら理解出来るようになると、心身の自己管理が容易くなり、拡大した視野で物事が観れるようになります。ちなみに、スターシード・ワンダラーの方々は、高次領域と三次元での肉体とのバランスを整える裏ポイントは仙骨にあるという認識が必要です。

 物理学において量子跳躍(クオンタムリープ)という言葉があるのですが、これは原子内の一つの電子がある量子状態から別の状態へ不連続的に変化することで、電子が一時的に重ね合わせ状態にあった後、あるエネルギー準位から別の準位へ非常に短時間で「跳躍」することをいいます。

 この、クオンタムリープの波動領域に入ると、人体のDNAが必然的に再構築されることになるのですが、構築状況は個人個人の意識レベルによって異なります(大別すると二極化されます)。再構築され銀河意識に目覚めた人類の波動は、放射状に拡がり地球全体に連鎖していくエネルギー現象が起こります。

 クオンタムリープ以後は、現在の三次元地球の集合意識における行き詰まり状況から突破へと望む結果を、短期間に創造することが可能となり、社会状況も最終ターニングポイントに向けて加速度的に変化しますので、そのエネルギーの流れ(上昇後の地球の波動領域)に適用出来ない方々は、必然的に試練の現実に対面(物理的・精神的)することになります。

 私たちは地上に転生した時点で、宇宙の法則に則り一人一人に転生先の環境領域と個別の世界領域が与えられます。ですから、この世のすべての存在は皆、創造主ということになります。そして、それぞれ個別の世界領域の中で他の存在とは異なったオリジナルの体験をすることで、個別の世界領域を創造して宇宙の一部を構成する原子となっています。

 この個別の世界領域は、他の存在の個別の世界領域と共鳴することはあっても、けっして同じ世界領域を歩むことは出来ません(他の存在は自分の世界の登場人物としての参加は可能ですが、変わりに自分の世界を歩むことは出来ません)。それぞれの個別の世界領域とは、それぞれの思考や時間概念および自身の視界であり現実体験している領域のことを指します。個別の思考や時間概念および自身の視界は、個人(クライアント)のデータベースに喩えることができます。そしてそれらのデータである個々の体験は、銀河の情報保管庫(サーバ)に随時更新され、他の領域とも相互に結びついています。

 情報保管庫からの情報伝達には、自動と手動の2パターンあります。自動情報については、個々の現在の意識レベルによって発信情報が同じであっても受信情報は異なったものとなります。手動情報についても、受信側の意識レベルによってアクセスする情報保管庫の場所が異なりますので、やはり受信情報は異なったものとなります。

 情報保管庫の情報伝達は銀河のネットワーク構成に準じています。個々が情報を認識するまでには、いくつかの中継点を経由します。中継ポイントは多種多様にあるのですが、大きなポイントとしては恒星や惑星に存在しています。

 情報保管庫からの情報媒体は、要約すると波動エネルギーで送信され、それぞれの中継ポイントで各々の恒星や惑星の環境波動レベルに変換されます。そして最終的に三次元レベルで光言語として認識されて、各クライアント(人類)の言語に変換されるようになっています。中継ポイントである恒星や惑星自身も生命体ですので、当然各々意識レベルがあり存在理由も異なります。それぞれの波動レベルによって情報許容範囲が設定されていますので、情報の内容によって接続される中継ポイントは異なっています。

 スターシードとして地球に転生した方々は、自身の存在そのものが変換機でありフィルター的存在であるという認識が必要です。そして重要な事は、個々がボルテックスであるという真実を理解することです。変換機としての役割は、地球上昇計画に対しての必要な銀河の情報エネルギーおよび波動エネルギーを受信して、自ら必要な波動レベルに変換して必要な領域にエネルギーを送信しています。

 フィルターとしての役割は、地球上に存在する陰的エネルギーを自ら吸収して陽的エネルギーに変換して必要な領域にエネルギーを送信しています。ボルテックスとしての役割は、自身がどの場所に存在していても適材適所であり、存在することによって地球のエネルギー場の調整を行っています。そしてこれらの任務は主に無意識レベルで行っています。

 人類の共通的な指針として、統合状態から分裂させて再び統合することによって、原初の統合とは異なったまったく新しい統合を行うことが、青写真として情報保管庫に刻印されています。新しい統合を行うためには、過去の数々の出来事のすべては必要であったということの認識、そしてすべての出来事に偶然は無く完璧に進行しているということを理解する必要があります(ちまたで計画が遅れていると思えるのは、特定の時間概念に囚われているためにすぎないということです)。

「銀河ネットワーク情報」とは?

 「銀河ネットワーク情報」というブログをご存じでしょうか。2007年8月20日に「銀河ネットワーク情報保管庫」として、2008年4月24日までの間に発信された情報です。次には「銀河ネットワーク進捗会議録」として、2008年10月05日から2009年12月29日まで発信されています。そして、最新情報が「銀河ネットワーク情報羅針盤」として、2011年3月21日から2012年3月4日までの間に発信されました。

 この、「銀河ネットワーク」関連の情報は、ちょっと言い方は良くないのですが、第一印象は「理屈っぽい精神世界おたく」が多大な労力を費やして成し遂げた仕事のような感じがするのですが、よくよく見ますとこれはある意味大変な情報でした。

 つまり、まがい物や創作ではないという事です。数字なんかに関しましては、その正確さだけ見ますとかなり精度が高いと申し上げてもいいかと思います。しかし、この情報は非常に正確なのですが、その正確さはある「限られた」正確さでもあるようです。情報源は「アインソフ評議会」と同じソースから来ているようです。

 この情報源は、観音というエネルギー(この宇宙の智慧を司る流れ)に属していて、このエネルギーよりは一段下のレベルから流れてきております。それにしても今回のこの「銀河ネットワーク」情報のロジカルな文章には、一種尊敬の念を禁じ得ません。この方はご自分に与えられたお役を粛々とこなしておられる方で、覚醒しつつある方たちにとっては役に立つ(こういう情報で気づく)場合もあるようですが、その他の方たちにとっては、あまり意味を成さないようです。

 情報源は、宇宙で実際に進行しております様々なプロジェクトの「マニュアル」(あるいは進行表)なのです。ぼうだいなそうしたマニュアルの中の一つから(あるいはバラバラに)採取していますので、宇宙自体の統合的な進行や情報は表されておりません。それでもこれだけの情報を正確に確実に降ろせる方が日本におられるということは、やはりすごい事だと思います。「アインソフ評議会」の方は、わりかし文学的な翻訳をしていますが、こちらはゆるぎないロジカルな表現に徹しています。同じソースからでも、採取する方により、これだけ違うのですね。


 「銀河ネットワーク情報保管庫」は、2007年8月20日に始まっています。そして、その情報は以下のように整然とした書き出しになっています。なほ、今回から3回に渉って述べる文章は、2007年当時のブログ内容ですから、そのつもりで読んでみて下さい。


 地球を含めて、あらゆる領域に存在しているすべての惑星・恒星・銀河および生命体は見えないネットワークで繋がっています。近々地球は現領域よりも高次領域に移行して、新しい銀河の歴史を創造していくことが決定されています。この新たな銀河の転換期に、地球に生活している現場人であるみなさんと、銀河の中央情報保管庫より銀河領域レベルにおける、基本的な情報概要を共有していきたいと思います。ちなみに掲載内容は、移行後の世界ではごくあたりまえの知識になります。

 全ての生命体は存在軸を保持しています。存在軸は意識状態や感情の変化に密接に連動されていて、惑星や恒星に転生すると、それぞれの惑星領域にそれぞれの存在軸が接続されて営むことが可能となり現実を創造しています。同じように惑星や恒星や銀河には、それぞれ時間軸を保持していて他の天体と密接に連動しています。現在の地球は、身近な領域でいえばプレアデス時間軸と接続されています。そして近々はシリウス時間軸に移行する予定となっています。

 地球に住んでいる私達人類は、プレアデス時間軸の影響を受けていますが、一人一人の存在軸は異なっていますので、現実体験はみんな異なったものとなっています。一人一人は創造主といわれる理由は、これらのことから理解することが出来ます。人類を含めた全ての生命体のそれぞれ異なった体験は、全て高次領域の情報保管庫に保存されて随時更新されています。

 システム概要ですが、2007年9月から地球は銀河系ネットワークの新しいシステム移行に向けて、いよいよ物理的次元および高次領域で本格的に動き出すようです。新しいシステムに移行するには、旧データの整理が図られ、新らしいシステムに整合不可能な項目は移行することが出来ません。

 旧データとは人類の今までの三次元的な考え方や感情です。現在の地球上的表現を使うなら、私達一人一人はパソコンで、データは各々の意識や感情に変換することが出来ます。そして、システム全体は現在の三次元地球の世界での営み(歴史)ということになります。各々の意識や感情は、すべて宇宙図書館の情報保管庫(サーバ)に随時更新されています。この情報保管庫には地球人類のみならず、全ての銀河系生命体の情報が蓄積されています。

 この情報は地球的表現でいうと、過去・現在・未来が同時に存在していて、いつでも修正更新が可能です。宇宙図書館は宇宙にひとつしか存在しないというのは誤りで、実際には多種多様の各領域の中軸に存在していて、それぞれのアクセスレベルによって情報図書館の存在場所が異なり、受け取る情報内容も異なっています。

 次に、「意識レベル」ついてですが、意識レベルというのは、各個人に起こる出来事・体験に対して発生する想い・感情等の意識エネルギーの値で内面的なものが起因しています。具体的に現在の三次元地球領域では、他人の発言や行動等に対して、自分がどのような想いや感情で捉えるかが意識レベルに多大な影響を与え、それらの内面的な部分に対してどのような行動・態度・発言等(外面的)をするかで意識レベル値が定まります。

 現在のような密度の粗い領域で意識レベルを向上させるには、人々と交流する環境下でごく普通の日常生活を送ることによって、多くの感情体験をすることが有効となり、向上させるチャンスの出来事が日常多く訪れます。人類は地球と相互関係にありますから、自然と調和した寛大な心と生活を心がけ、謙虚な気持ちで在れば自ずと向上するようになっています。

 ですから個々の意識レベルは、高次領域の情報などが皆無でも意識レベルが高い方々は多数存在しているという認識が必要です(一見ごく普通の方々の意識が高い場合も稀では無いということです)。銀河系に存在する全ての生命体の意識レベル値は、銀河中央情報保管庫にデータベース化されて進捗管理されています。

 座標とは通常、x y z の3つの座標で表現しますが、これらは、過去・未来・現在や陰・陽・統合などに変換することも出来ます。その中でも第三の軸z(現在・統合)がとても重要です。そして、他にこれらの軸の背後全体に、第四の軸(客観的領域・宇宙意識)も存在しています。愛の周波数は銀河の意識レベルでは重要なエネルギーで、視点を変えて定義してみると、全てを受容し変換できるエネルギーと表現することが出来ます。

 全ての事象・体験・感情を受容(受け入れる・認める・ゆるす)するという意識に自分の中で変換した瞬間に、z軸(現在・統合)の座標が変化し、別のホログラムの中に存在することが可能になります。すると、自分の周り(スクロール)が変化します。(他人・環境等の自分に対する態度・言葉・感覚・雰囲気など)これらは、よく他人や環境は自分の鏡の存在という形から確認することが出来ます。

 今世、自分達の経験している体験・出来事は、かつて銀河系内で克服する事が出来なかった宿題の総決算ということですので、身に覚えのない出来事(陰)が沢山登場します。でもスクロールの定義を理解していれば自分の現実を変えることが可能になります。

 地球の次元が高次領域に移行するには、地球の環境次元領域とそこに生存する私たち人類の肉体次元領域および意識次元領域の3つの領域が関連していますが、移行条件として3つの領域の波動レベルがすべて移行レベル領域に達しているかどうかがカギになっています。

 地球自身はすでに高次領域の移行レベルに達していて、地球環境に極力影響を与えないように配慮しながらターニングポイントを待っている状況です。一方、地球に生存している人類はそれぞれの進捗状況で、ターニングポイント時に肉体領域と意識領域ですでに移行レベルに達している方々は、現在の肉体と意識を保持したまま(正確には若干異なります)移行するという銀河の歴史上でも稀にみる体験をすることが可能となり、どちらかの領域が不足している場合には肉体消滅後に高次領域に移行するか、または別の領域に転生するか、もしくはしばらく転生しないかのパターンに大筋分けることが出来ます。

 いずれにしても、これから体験する出来事は新たな銀河の歴史(情報保管庫)として刻印されますので、現在、地球に肉体を持って生きている私たち人類はすばらしいチャンスに巡り合えた存在であるという認識が大切で、今後どこに転生したとしてもこの体験が役立つことが保障されています。

 私達一人一人は、情報図書館になっています。体験・記憶・感情等が各個人の情報図書館に記憶され、その情報は銀河の情報図書館に保管されます。これらは、各個人・各地域・各惑星・太陽系・各銀河系・各銀河団・各超銀河団の集合意識を含んでいます。

 本来すべての存在(源)は一つですから、高次領域では保管されているすべての情報を、把握し理解し共有することが可能です。三次元での人類は、各個人のオリジナル情報を肉体を通じながら収集するというシナリオを選択しています。ちなみに高次領域では、肉体を持たないので感情という情報を得ることが出来ません。ですから、地球では66億の貴重なオリジナル情報が存在しているということになります。

 物事の全体を把握する為には、一旦枠から外れて自由になることが必要になります。その際、グループに依存されていた方々は多くのエネルギーを要します。右や左ばかり(善・悪)を意識して歩いていると、ぶつかってしまう(物理的・感情的)確率が高くなりますが、道の中心を歩いていけば、右も左も理解しながら最短距離で目標に向かって進んで行くことが出来ます。

 どのようなすばらしい情報を発信して行動している組織・グループ・リーダー・仲間であっても根本原理は同じです(依存していては存在領域が限られてしまいます)。これらは、日常のどのような事にも応用出来ます。枠から外れるということは、道に外れるということではなくて、日常のごく普通の生活(個の中心)に集中するということを意味しています。

 心ある方々は、あえてごく普通の生活を選択して歩んでいます。ごく普通の生活をしながら、人間とはどういう存在なのかを自ら表現することが、善悪を超越した存在になる指針となり、これらが全体の中の自立に繋がり進化に貢献していることになります。ごく普通の生活をしながら意識レベルを向上させるのが、人類の重要な課題の一つです。

人間と宇宙 その3

③.この先、人間は、何処へ向かい、また宇宙はどうなるのか?

 この謎を解くには、12万2000年前から検証する必要がありそうです。この時、JUMUは地球を災害か
ら守るという職務があったにもかかわらず、10Km級の巨大隕石が地球に接近していることに気がついていま
せんでした。そして気がついた時には、地球への激突はさけられない状態で、唯一出来る事は、被害を最小限に
押さえるために、隕石を海に落とすだけでした。この隕石が落ちた場所が、当時、海であったユカタン半島の場
所だったのです。

 この時、海の生物の9割が絶滅し、陸上の生物も8割が絶滅して、人類も同時に絶滅しています。しかし、こ
れだけの生物を絶滅に追い込むには、隕石の落下だけでは済まされるはずもありません。

 実は、この時JUMUはポールシフトを同時に行っており、シフト前の地軸の角度19°から現在の23.4
°になったようです。このポールシフトにより、地球上を数Kmに及ぶ津波が、波状的に襲い地表の生物等の痕
跡をすっかり変えてしまったようです。

 この隕石とポールシフトにより、地上はシャッフルされ、隕石の痕跡はほぼ残らない状態になりました。しか
も、何故かJUMUは隕石の痕跡を古くみせる操作をしております。ここで、JUMUが痕跡を古く(白亜紀の
6857万年前)見せかけるには、そうしなければならない秘密が隠されているはずです。

 ポールシフトをやるということは、太陽系全体の問題ですから、JUMUの都合のためだけで、彼らは太陽系
全体を動かしたことになります。しかし、この時「時空のひずみ」があったようで、この「ひずみ」を解消する
ために、JUMUはわざわざ隕石の痕跡を古く見せかけなければならなかったのです。

 それでは、時空のひずみとは、いったい何だったのでしょうか。

 それが、6857万年前から12万2000年前までの、本来あったであろう時空世界ではなく、全く異なっ
た歴史の時空構造の世界に変更されていたということのようです。

 ③の謎を解明するには、人類のスタートであるJUMUについて、探求しなくてはならなくなってきました。
このJUMU(宇宙管理局地球派遣団)という組織はどのような構成なのでしょうか。JUMUという組織は、
何人かの合議制でトップが動いているようで、下の方ははっきりと派閥が形成されていて、エル・ランティ派、
プレアデス派、その他という具合で、トップも大体同じようになっているようです。

 しかし、このJUMUという組織は、組織というにはかなり脆弱で、内部はエル・ランティ派閥とエホバ勢
力、それに、われ関せず派のノンポリ派に分かれていて、エホバ勢力とエル・ランティ派が、主導権を握ってい
るようです。現在のJUMUが、エホバ勢力とエル・ランティ派が主として地球を管理しているのであれば、人
間もこの勢力の管理下にあると見て良さそうです。

 そこで、12万2000年前の出来事に戻ってみると、この時にこそ「エホバの影」が浮かび上がってくるの
ではないでしょうか。そして、それを追求することで、人類の抱えた深い闇が浮かび上がってきました。

 隕石が落下する前の地球上の人類は、特別飛躍的な進化はしていませんでしたが、着実に得るべき、「人類が
獲得すべき10の形質」を獲得し、自然との調和も果たしつつ来るべき大アセンションもすでに果たし、新しい
段階に入っていたはずです。

 しかし、それではエホバが得るべきエネルギーがないのです。エホバという存在は、「人類の混乱から派生す
るエネルギー」か糧なのです。そこでいち早く隕石の接近に気づいたエホバは、JUMUをかく乱し、その狡猾
なかく乱にJUMUはのってしまい、最終的には時空構造までも変更するはめになったようです。

 そして、エホバは、変更された時空構造の、6857万年前から12万2000年前までの期間においても、
自分の好き勝手な「差別」(区別ではない)といった「人間の形質」を入れ込んでいます。

 エホバが段階的に発動するように入れ込んだ、「人間の形質」を以下に列挙します。

1.素直さ・・・2億6700万年前
2.自尊心・・・1億2600万年前
3.差別(区別ではない)・・・800万年前
4.放棄・祈り(この世界では発動していない)・・・1万2000年前
5.混沌(発動していないが進行中)・・・800年前

 人間の形質の中に、「人類が獲得すべき10の形質」とエホバの「人間の形質」、この両方の形質が「DN
A」に組み込まれているのだろうか?

 今度は、大絶滅後の「DNA」に焦点を当てて考がえてみます。

 大絶滅を生き残った生物は「しぶとい遺伝子」を獲得していて、この遺伝子は通常のDNAの中で一般的に機
能していないといわれている空白の部分でした。今現在は何も機能していなくて、役に立たない部分だと見られ
ています。しかし、この部分がちゃんと機能している固体は、「多様性」という選択肢が発動し、何とか形態を
変え生き延びていたのです。現代のDNA研究ではある程度見つかっているらしいのですが、それがどういうも
ので、なんの役に立つのかも解らない段階のようです。

 しかし、この「DNA」の可能性は非常に大きく、究極的には「肉体がどうにでもなってしまう」という夢の
ような遺伝子のようです。この大絶滅の後、今から10万年前に中央アフリカに500組ほどの黄色人種を降ろ
したのですが、大絶滅がなければ大絶滅前に大アセンションをしていたはずでした。

 そして、この大アセンションの代償行為を10万年前の黄色人種にやらせていたのです。この時のアセンショ
ンのハードルは「融和」というもので、対人間はもちろんですが、対自然という意味合いが大きく、「自然に溶
け込む」ということで、人間に選択させ、実際にはバクテリアに感染することをよしとし、その「病原体を受け
入れる」ことを「神の思し召し」ととらえ感染して死んでいったのです。これは、あきらかにJUMUのつじつ
ま合わせでしたが、その時の人類は受け入れるしかなかったのです。

 その後、ベースが黄色人種で黒人の特質を強化した褐色の人種を5万体降ろし、4万年前までに合わせて10
万体の人種を降ろしています。そして、この人種は新天地をめざすフロンティア精神を持っていて、彼ら独自の
民族性を獲得しております。
 
 12万2000年前の大隕石の落下と、ポールシフトの時の地殻変動の影響で、大西洋上に一つの大陸が浮上
しています。これが後のアトランティスといわれる大陸で、ここにも、フロンティア精神を持った人類が、6万
2000年前に到着しております。

 この様に夢のような「DNA]、「しぶとい遺伝子」を持った人類は、「人類が獲得すべき10の形質」と
エホバの「人間の形質」を持ち続けて、その場に適応するべき形質を獲得していったようです。

 またまた、壁が出てきてしまいました。JUMUを追究すると、どうしてもエホバの存在に行き着いてしまい
ます。エホバとは、いったいいかなる「もの」であるのでしょうか?

 エホバはプロキシマ星で物質文明は極めており、物質の組成に関わる根本原理は解明して、ケンタウリ星系の
課題である、一定波動はクリアしていました。しかし、頭脳偏重という行き詰まりに陥り、進化の可能性が固定
されてしまい、あまりにもまとまり過ぎて、星全体でほとんど一個の集合魂になっていたため、「多様性」に欠
けていました。そのためやはり学びのために地球に来ています。

 ただし、エホバはJUMUに地球の管理者の一員として、地球に招聘されて来たのですが、一種の集合魂とい
う奇形体であることは、UMUも承諾澄のはずですから、この地球にとって、重要な意味が隠されているもの
と、思えて仕方ありません。しかも、わざわざJUMUにトラップを仕掛けて、エホバが人間に対して「人間の
形質」を「DNA]の中に埋め込んでしまっているのです。

 そして、このために地球の時空構造をも変更させ、地球が植民地化されても仕方のないまでに、エホバの思う
ようにしているのです。この事実に、③の謎を解く非常に重要な「鍵」が隠れているように思います。そして、
エル・ランティ派やプレアデス派、そしてその他の派閥までもがエホバを認めているように思われるのもやは
り、異様な何かを感じます。

 ③.この先、人間は、何処へ向かい、また宇宙はどうなるのか?

 この謎に対する解明の糸口がいくらか見えてきたような気がします。エホバは「学び」のためにUMUに誘わ
れて、この地球にJUMUの管理者の一員として、招聘されてきたのですからこの地球人に対して、エホバにも
価値のある「もの」を創造する必要があったわけです。しかも、母星「プロキシマ星」の、エホバ自身であり子
供でもある「集合魂」に、エネルギーを供給してあげないとないといけないのですから、地球を乗っ取ってハル
マゲドンを創り出し、一気にエネルギーをプロキシマ星に送り込む事は無理で、もしその事が可能ならば、それ
に越したことはないはずです。

 しかし、それだとUMUに招聘されて、地球にやってくる「意味」がありません。それよりもエホバがやりた
かったことは、エル・ランティ派やプレアデス派等にトラップを仕掛け、その事で創造されるはずの、「多様
性」を備えた人間を創造するという方法を学ぼうとしたのではないでしょうか。この新しい形質を備えた人間と
協力することで、ケンタウリ星系の二つの植民地化された星で飼われたいる生体に、人類が獲得した多様性を備
えた「形質」を、ケンタウリ星系の生体にも獲得させることの方が、「多様性」の身についた生体の星系に育つ
ことになると考え、あえてJUMUにトラップを仕掛けた可能性があります。

 この事を見越した上で、JUMUに時空構造を変化させることが出来たのは、おそらくエホバしかいなかった
のでしょう。そして、「今」この時期になって、無数にある多世界宇宙の中から、エホバと同調出来る「時空空
間」に変更されたということは、「今回の宇宙で終了させてもよい」というだけの条件が整ったことになるよう
です。

 人間は、それぞれの人間に備わった「夢のような遺伝子」に「気づき」、「多様性」を備えた人間として「ひ
とりひとり」の「覚醒」に向かって突き進むだけで良いようです。


 長い時間、3つの謎の解明に付き合って頂いたことに感謝致します。難解な文章に付き合っていただき、感謝
致します。

人間と宇宙 その2

②.この宇宙は、なぜ人間を必要としたのか?

 ①がほとんど解明出来たので、②に向かって進む事が出来そうです。前回の書き込みで「人類が獲得すべき1
0の形質」についてまとめていますが、8と9・10は、まだ残ったままです。8.9.10の形質をもう一度
下に書いておきます。
 8.(-)愚鈍さ(迷い・躊躇・落ち着き・腹が据わる)
 9.10,(+・-)中立心(これが9と10)・自己否定・肯定のゆらぎ

 そして、#8.で「1から7までの形質をもう一度復習という意味でゆり戻ししている」ということなので、
440万年前のムー大陸の時を掘り起こしてみる必要がありそうです。

 この時、ムー大陸は海に沈下しており、何故この文明が海の藻屑となったのですが、なぜそうならなければい
けなかったのでしょうか。それと、このムー文明の元になる人類はどこから出発したのかも突き止めなくては、
話が先に進まなくなってしまいそうです。

 なにか、異様な雰囲気が漂ってくるのですが、避けて通る事は出来ないようです。これを、避けて通れば、②
の解明がここでストップしてしまうからです。ここからは、今まで以上に話が突拍子もないことに成って行きま
すが、SFか何かと思ってしばらく付き合って下さい。

 6857万年前に、2個の隕石が落下し、5Km級の隕石が陸地に、そして10Km級の隕石が海上に落下し
ました。この時大絶滅があり、陸・海のほとんどの生物が絶滅しました。

 この様に解釈したいのですが、実はこの時に「時空の因果律」が破られてしまっているのです。そのため、こ
の時以来の地球の歴史が、ゆがんだ歴史の時間をたどる事になったのでしょう。もし、時空構造に異変がなけれ
ば、もっと早く地球自体が覚醒していたのかもしれません。

 話は、突然飛びますが、ムー大陸が海に沈下する50年以上前から、当時のムー文明の主流に背を向けて暮
らす自然派志向の人達は、「神のお告げ」という啓示を受けて、小さな船で徐々に大陸から脱出していました。
文明を享受していない原始的な生活に頼っていた彼らですが、海水から水を分離する便利な装置は持っていま
したから、20人乗りくらいの小舟でも海洋を航海出来たのでしょう。最終的には、約2万人が脱出していま
す。

 それからかなり年月が経った、現代から70万年ほど前に南アメリカのチリの沖あたりにムルタル群島が形成
されています。ここで、どうしてもムルタル文明に関して、書き込まないといけないようです。今から29万年
前に、このムルタム(32万年前に群島が大陸に隆起成長)にヨーロッパからの移動難民が到着してから、約2
00年後に仏陀が転生していて、ゴータマ・シッタルタの直前の転生です。

 そして、この大陸(地域)自体は物質波動領域が魂魄に近い波動(ムルタムの地下にあるマントルの影響で妖
精や精霊の存在が当たり前の状態)で、仏陀の存在自体がこの特殊な大陸と、これから始まるムルタム文明の波
動調整だったようです。それゆえ土地にあった放射性物質の影響は大きく、現代の人間では出てこない影響を決
定的に与えてもいたのです。そして、仏陀にダイナミックな派手さはないのですが、その根底には「人を救いた
いだけの思い」というのが厳然としてあり、また「地球の総監督」としての責任を背負っているという静かな重
みがいつも感じられます。

 この時のムルタム文明は、現代文明の雛形かも知れません。多様性に関しては、ムルタムには遠く及びません
が、それなりに多様性の形骸は現代文明ももっています。ムルタムの建物は基本的に、合金で出来たブロックを
重ねたもので、これを組み合わせる事で何でも用途に合わせて作っています。

 実はこのブロックは石英と粘土、それにウラン(テレパシーの思念が飛び交っているため、それを遮断して静
かな環境にするための金属)が微量に入っている合金になっていたのです。ウランの影響力は「軽微なものだ」
としてたかをくくっていた所がありました。しかし、ウランはその影響力で住人たちのエゴを肥大化させ、肥大
したエゴは「我々はそんなものに影響を受けないだろう」という放漫な自尊心に支えられ、ウランの影響力を考
慮していなかったのです。しかし、ムルタムの特殊な環境の中では軽微な放射能であってもその影響力はDNA
の奥深くまで浸透していき、病巣を広げていったのです。それが、ムルタム崩壊の原因でもありました。

 ムルタム大陸はやがて海に沈み、残った部分が移動して南極大陸に接岸しています。ある意味、ムルタムで妖
怪たちは進化がピークを迎え、そこで終わって良かったのです。しかし、人間は新たなカルマを生み出し、新た
なサイクルを作り出しました。その刈り取りは現代文明でやるべきことなのでしょうか。

 この後、話は「ミッシングリング」へと進んでいきます。

 ②の解明までには、まだ行き着かないのですが、何が原因でこれほど異常で複雑な状況を生み出したのでしょ
うか。それは、今から述べる「地球のミッシングリング」にあるようなのです。

 今から12万2000年前、現在のユカタン半島に巨大隕石が落ちています。この巨大隕石は6857万年前
の白亜紀の大絶滅の原因になっているもので、12万2000前の落下がどうして6857万年前に変更出来る
のでしょうか? それと、たとえ何らかの手段で変更したとしても、実際の6857万年前にも何らかの変更を
加えないと因果律自体が崩壊してしまうのではないでしょうか。

 ところが、こんな魔法のような操作をJUMUがやっていたようなのです。この操作のために、地球の地軸を
移動させて、本来の時空構造と違った世界を創出し、別の時空構造の世界を現出させてしまったのです。そのた
め、前に書いたように仏陀が転生して波動調整をし、そしてこの世界でもゴータマ・シッタールタとして最後の
転生をして、波動調整をしたのではないでしょうか。

 ②.この宇宙は、なぜ人間を必要としたのか?

この難問を考察するときにどうしてもさけて通る事が出来ない「人類が獲得すべき10の形質」のうち
 8.(-)愚鈍さ(迷い・躊躇・落ち着き・腹が据わる)
 9.10,(+・-)中立心(これが9と10)・自己否定・肯定のゆらぎ
この3つをクリアしない事には人間の必要性はなく、「次回の宇宙」を創造して、人間の経験値を増やすか、諦
めて宇宙自体を「終了」としてしまえば良いことになります。

 それでは、この窮地を救ってくれるような方法は在るのでしょうか? その答えが、仏陀の2回の転生の中に
隠れているのではないでしょうか。そして、人間の解決策に、JUMU及びエホバも期待しているのではないで
しょうか。

 まず最初に

7.(+)探求心(明晰性)

 人類にとって光明となる「明晰性」については、10の「中庸」の次に来る形質で、これからの人類の課題と
なっていますので、これは③の謎にはいるようです。

9.10,(+・-)中立心(これが9と10)・自己否定・肯定のゆらぎ

 これに関して、仏陀が指標としたものが、この「自立心」>「中庸」でした。「中庸」という指標は私たちが
生きるに当たっての「価値観」や「動機」となる、指標における平均値というものではなく、自己にとって可能
なあらゆる経験を得る、もしくはそれと同等な理解を体得した後に得られる形質です。つまり「悪」なり「善」
をそれなりに(自分なりに)経験(もしくは理解)して、そのどちら側に立つでもない立場を「中庸」といいま
す。世間における平均的な生き方だとはき違え、無難などっちつかずのスタンスを「中庸」とするのは、明らか
に「生命の源流」から大きく外れてしまう生き様になります。

 この7で獲得された形質(まだのものもありますが)の中に、人類が前に降ろされた時にすでに組み込まれて
いた、10の形質の中にあったはずのもので、ないものがあります。それが、「自立心」です。

 これは自己顕示欲でもあるのですが、大きくまとめてしまうと「自我」といってもいいかもしれません。これ
は実は9・10番目の形質「中庸」の中に組み込まれていて、この「中庸」が、縦と横のベクトルである「善と
悪」と「心と体」を「中庸」によりまとめる(つなぐ)ことで、正常な「自我」が形成されるという形です。

 善と悪のバランス、心と体のバランス、その両方のバランスがとれるということは、すべてを経験する(味わ
う)ということでもあります。その上で統合し、バランスを取ることで正常な「自立心(自我)」が獲得できる
のです。

 この最後の「非常に重要な形質」にまだ人類は到達していません。ですから、この形質の獲得が現代文明の
「最重要課題」となっています。

②.この宇宙は、なぜ人間を必要としたのか?

 この謎解きの解答は、「人類が獲得すべき10の形質」の中で、「非常に重要な形質」を獲得する可能性を、
「人類」が今までの「くず」で創ったはずの宇宙の歴史の中で、「DNA]として獲得してきたことを意味して
いるようです。

人間と宇宙 その1

 この宇宙での、人間の存在意義について、宇宙と人間との関係を、次に下に掲げる三つの疑問点から追究しま
す。

・・・・・三つの疑問点
①.人間は何故、存在しなければならないのか?
②.この宇宙は、なぜ人間を必要としたのか?
③.この先、人間は、何処へ向かい、また宇宙はどうなるのか?
・・・・・

 ①の人間は何故、存在しなければならないのか?

 最初から、いきなり超難解な疑問に突き当たってしまいました。反対に、この疑問を解き明かすことが出来れ
ば続く②③の疑問にも明かりが見えてくるかも知れません。

「今の人類は知るべきを知ろうとしない。そして知らないということを知らない」
「時間があるからには(地球には時間が組み込まれている)時間を区切らねば」

 上の二つの意味をあわせて考えると、「今の人類は、知るべき事が何たるかを知らない」、そしてこの事を
「知っては成らないもので在るかのように、人類の歴史の中に組み込まれている」

 どのようにすると、この様に、人類の歴史に組み込ませることが可能となのだろうか?

  計画的に「もし、時間の概念を地球という物体に組み込ませることが可能であるなら、その枠組みの中で、
生物(人間)を創造し、しかも、時間という概念に囚われた特殊な知的生物を発展させることが可能となる」

 後は、時間を如何に創世して、この実験的空間にふさわしい材料(くず)を集めるか? そして、どのような
天体システムで時間を区切るか? この方法さえ確立出来れば、「時間船地球号」が出来上がるのでは?

 地球というシステムを計画的に創造できれば、①の驚愕の答えが、出揃うことのなるのでは?

 「時間船地球号」は、始原的な空間(原初の虚無な空間)で必然的に生成されてしまう不要な物質を再生させ
て有用な原初に戻すための壮大な実験場である。たとえ、失敗したとしても、所詮「くず」で在った「もの」で
はないか。

 「時間船地球号」に関しては、①の疑問もわかる様な気もする。しかし、この事は、地球上に生活する人間の
ことであり、地球以外では通用しなくなってしまうのではないか。もし仮に、火星人のような存在が過去に実在
した事が在り、その火星文明の影響を、地球人が受けているような事があるとするなら、①の疑問はまだ、解消
してはいないのだろう?。そして、「宇宙船地球号」があるとするなら、これを操縦している「もの」とは、
「JUMU」に任されているのであろうか?

 ここまでには、「計画者」は依然として登場してはいません。なぜなら、①の疑問がまだ残っていて、②、③
の疑問を解決しないことには、「人間」の本質には、到達し得ないような感覚が襲ってきました。①の疑問は、
このままそっと置いておいて、②の疑問に挑戦するしかないようです。


②.この宇宙は、なぜ人間を必要としたのか?

 ②の問題について検討したいのですが、①が未だに解決しないために、今度は「計画者」の方から迫ってみた
いと思います。「計画者」は、どのように設計をするのでしょうか?

「物質社会の成熟では無く意識の黄金期を計画しているのだ」
「物質はたやすく滅びる・・・元々幻なのだから」
「黄金期を達成した意識には言うまでもなく、この宇宙自体への伝播が義務付けられる」
「無論、この宇宙に合わせて進化の道を歩ませる事だ、これ以外にない」

 この4つの設計より「計画者」側からすると、宇宙を創っている物質よりもむしろ意識を中心とした生命体
(人間)を、この宇宙の構成物質より創造する方に重点がおかれており、しかも都合の良いことに「くず」の物
質を利用することで、より大きな収穫を期待しているようにも思われる。

 そして、この「くず」の物質は、たやすく崩壊する幻の存在でしかない「もの」なので、この都合の良い宇宙
に適合した、進化の道を歩ませるための、生命体を「黄金期を達成した意識」まで育て上げる事が、計画者にと
っては「この宇宙自体への伝播が義務」であり、しかも重要なことのようなのです。

 この目的のためには、進化した生命体(人間)に下のような「10の形質」を与え、しかも、生きていく上
で、人間自身が経験して獲得していく必要があるものです。この10の形質は、現在の人類にとっては、やがて
来る大アセンションの、ハードルを越えるための、大事な指標であり、そのための体験であり、進化でもあるの
です。

 「人類が獲得すべき10の形質」(+・-は形質自体の引用のバランス)

1.(+)好奇心(生命のほとばしり)        
2.(-)慎重さ・猜疑心(ブレーキ)
3.(+)冒険心・勇気(無鉄砲さ)・恐れを知らない生き方・蛮勇
4.(-)共感する力(自信がある同情)・ナイーブさ・繊細さ・神経質
2.(+)執着心・自己顕示欲(エゴ)        
6.(-)同情心(自信がない共感)
7.(+)探求心(明晰生)
8.(-)愚鈍さ(迷い・躊躇・落ち着き・腹が据わる)
9・10,(+・-)中立心(これが9と10)・自己否定・肯定のゆらぎ

 この「10の形質」を獲得するために、人類が必要であったとするなら、「今」の人類はこの10のうちの
何個までを獲得したのでしょうか。現在の歴史で習っているような300万年たらずでは到底、獲得する事は無
理なように思われます。

1・2の2つは、6558万年前に10組のアダムとイブが降ろされたとき獲得されています。
3・4・5の3つは1億6000万年前に恐竜人間(この恐竜人間は再度3億6583年前に降ろされたものが
この時代までいたものです)が獲得しています。
6・7の2つは、1億2000万年前に人間と恐竜人間の2世が獲得しています(ここまでの形質は一応獲得は
しているのですがクリアはしていません)。
8「愚鈍さ」はここまでのバランスを取るため獲得する必要のあるものでした。しかしここでは手をつけただけ
で、キチンと獲得はしていません。ここでゆり戻しをしています(1から7までの形質をもう一度復習という意
味でゆり戻ししている。8の形質については、440万年前のムー大陸の時です)。
9・10の2つは、まだ達していない形質です。

 この10の形質を獲得するためには、「①.人間は何故、存在しなければならないのか?」
この①をも含めて、非常に長い宇宙の歴史までも合わせた考察が必要になってきました。そして、9・10の獲
得には「③.この先、人間は、何処へ向かい、また宇宙はどうなるのか?」、との問③にも関係しているようで
す。①、②の解明が中途半端になってしまい、そしてまた①の解明に戻ってしまいました。


①.人間は何故、存在しなければならないのか?

 「人類が獲得すべき10の形質」を追っていくと、オーム宇宙がこの「太陽系」を準備しなければならなかっ
たことから、追究して、始めて人類の存在価値が浮かび上がってくるようなのです。

 まず、太陽系の創世から地球の衛星である月の誕生までの4500億年以上の間の出来事は、私達が物質体と
して認識出来ない物質波動帯(現在認識可能な振動数の少し高い領域)でのお仕事だったのです。しかし、物質
帯としての地球も創られつつあったのです。
 
そして、月ができたばかりの地球には「因果律」というものが、まだ規定されていませんでした。また、時空間
・次元もきっちりと合わされてはいなかったのです。地球の存在する太陽系の基本的な用途は、地球という実験
の惑星、ステージを作るために太陽系というグランドが作られました。その場所が「時間船地球号」に相当しま
す。この「時間船地球号」の中で、私たちはあるレベルまで進化しなければならないのです。それが、「人類が
獲得すべき10の形質」と関わってきております。

 では、最初に意図したものとはなんだったのでしょうか。それが、「実在」であり、この「実在」の意図を受
け実際に計画立案したのがUMU(オーム宇宙管理局)であったのです。

 そして、その計画を実行したのがJUMU(オーム宇宙管理局地球派遣団)であると思っていたのです。しか
し、そのJUMU自体も、人間を自由に管理出来る「もの」、としてとらえてきたようですが、どうもJUMU
だけでは「人類が獲得すべき10の形質」をクリア出来ない事が解ってきました。

 そうなると、話はいよいよ複雑になってきました。しかし、その複雑さを解消するためには、月の誕生を待つ
しか無かったようです。また、月が誕生するまでは、今よりも物質波動が高い段階での創世ですから、この事を
加味して、先に進むしかありません。

 地球から月が誕生する時には、地球自体も物質界以前の波動の高い魂魄(こんぱく)界であったため、物質波
動の違いから当然のこととして距離や時間、速度や質量、重力の意味も概念も違ったものだったのです。だか
ら、地球におけるレコードは月の創世が終わった時点から始まります。

 45億6000万年前、月が地球から飛び出ると同時に物質波動レベルの世界に地球のレコードが移行しま
す。そして地球は、再び真っ赤なドロドロに溶けたサイクルをもう一度繰り返すことになったのです。この月の
誕生から、①の回答が少しだけ見えてくるような気がします。そして、①の謎が解決すると、②、③の謎も見え
てきそうです。

 どうも、過去に何回も「地球」の模型が作られ、そして終わりを迎えなければならなかった「サイクル」の
ような「もの」が垣間見えて来るではありませんか。この事は、太陽系をも含めた、宇宙の創生を今までに数十
回も繰り返しており、今回が「数十回+1」回目の宇宙創造である、と捉えても間違ってはないようなのです。

 何が理由で、過去数十回もの宇宙を終えなければならなかったのでしょうか。この事にこそ「人間の存在」が
あり、JUMUと人間を位置づける「意味」が隠されているのではないだろうか。そして、ついに、我々人間
は、①の解答である「人間が存在すべき理由」を見つけたようである。

 「実在」の意図を受け、実際に計画立案したのは「UMU」であり、「UMU」こそが今回創世された人間に
関与してくれた事に! 

 「人類が獲得すべき10の形質」を獲得するための「DNA」を「今回の宇宙」で獲得し、今回の宇宙で「終
了」させる事が可能である事に!!

「レベル4マルチバース」

 レベル1から3までのマルチバースでは、初期条件や物理定数はそれぞれ異なりうるものの、自然を支配する基本法則は同じである。しかし、そこで打ち止めにする必要があるだろうか。

 自然法則そのものが違う宇宙があってもよいのではないか。量子効果が存在せず、古典物理学の法則に従う宇宙などというのはどうだろう。時間が連続したものではなく、コンピューターのクロック信号のように離散的なステップを踏んでやってくる宇宙なんていかがだろうか。何もない空っぽの12面体の宇宙というのもありかもしれない。レベル4マルチバースでは、これらすべてが実在する。このてのマルチバースの存在が予想されるのは、抽象的な理論の世界と観測された実世界との間に厳密な対応関係があるためである。

 私たちの世界は数式、より一般的には数やベクトル、幾何学図形といった数理的構造によって非常な迫真性をもって記述できる。物理学者のウィグナーが1959年に行った有名な講義の中で、「自然科学において数学が桁外れの実用性を発揮しているのは、ある種の神秘といえる」と語った。裏返していえば、数理的構造が得体の知れない現実感を伴っているということである。

 数理的構造は客観的な存在であり、誰が研究しても同じ結論になるという客観的存在としての条件を満たしている。証明ずみの定理は、それを証明したのが人間であれコンピューターであれ、あるいはお利口なイルカであっても、真実である。思慮深い宇宙人がいるなら、彼らも私たちと同様に同じ数理的構造を見いだすに違いない。数学者たちがふつう数理的構造を「創造した」とはいわず、「発見した」と表現するのもこのためである。

 数学と物理学との対応関係をどう理解するかについては、2つのパラダイムがある。いずれももっともだが、まったく相反する見方で、おそらくプラトンとアリストテレスの時代から意見が分かれてきたであろう。

 アリストテレス哲学の見方によれば、根本は物理的実体であって、数学的表現は単なる便利な近似にすぎない。一方のプラトン哲学によると、数理的構造こそが真の実体であり、観測者はそれを不完全な形でしか認識できない。これらは、どちらの視点がより基本的なのか、観測者という“蛙の視点”と物理法則という“鳥の視点”のどちらを基本的と見るかの違いである。アリストテレスは蛙の視点を、プラトンは鳥の視点を重視する。

 私たちはみな、数学について何も知らない子どものころに、アリストテレス的な見方に慣らされている。プラトン的な見方は後に身につくものである。しかし、現代の物理学者たちはプラトン的見方に傾いている。数学によって宇宙をこれほどうまく記述できるのは、宇宙そのものが本来、数理的であると考えられるためである。

 とすると、あらゆる物理現象は詰まるところ数学の問題だということになる。無限の知力と力量を持つ数学者がいたなら、原理的には“蛙の視点”を計算できるだろう。その宇宙が内に含んでいる自意識を持つ観測者とは何なのか、その観測者が何を認識しているのか、彼らが認識内容を他者に伝えるためにどんな言語を考案するか、といった事柄までも計算できるだろう。

 数理的構造は不変の抽象的実在であり、空間や時間に縛られない。もし歴史が映画のようなものなら、その構造は映画のワンシーンではなく、一巻のビデオテープに相当する。

 ここで、3次元空間の中を動き回る点のような粒子でできあがっている宇宙を考えてみよう。4次元時空の中では(鳥の視点に立てば)、これらの粒了の軌跡はもつれたスパゲティのように見える。蛙からは粒子が等速運動して見える場合、鳥の視点からはゆでる前のスパゲティのような1本の真っ直ぐな軌道が見える。蛙からは2個の粒子が対になって回転して見える場合、鳥に見えるのは二重らせんのようにもつれ合う2本のスパゲティとして見える。

 蛙にとっては、世界はニュートンの運動方程式と万有引力の法則によって記述される。しかし、鳥にとっては、スパゲティの幾何学的配置、つまり1つの数理的構造が世界の記述となる。蛙そのものもゴチャゴチャした一塊のパスタにすぎず、その非常に複雑な絡み合いが情報を蓄積・処理する生体としての粒子集団を表している。私たちの宇宙はこの例よりもはるかに複雑で、どのような数理的構造が対応しているのかはまだわかっていない。

 さて、プラトン的パラダイムに立つと、「宇宙が現在のような宇宙になったのはなぜか」という疑問が持ち上がる。アリストテレス学派にとっては、これは意味のない問いである。宇宙は現に存在するものでしかない。しかし、プラトン学派の立場からは、宇宙がいまとは違う宇宙にならなかったのはなぜかと問わずにはいられない。宇宙が数理的なものなら、多くの数理的構造からどうして特定の1つだけが選ばれ、宇宙を記述するようになったのかは、実存の最も本質的なところに、基本的な非対称性が組み込まれているように思えてしまう。

 この難問を回避するため、数理的な対称性は完全に保たれ、あらゆる数理的構造が物理的にも存在するものと考える。それぞれの数理的構造が宇宙に対応し、全体としてマルチバースを形作る。このマルチバースを構成する個々の要素は同じ空間には存在せず、空間と時間を超えた存在となる。おそらく、内部に観測者を含まない宇宙が大半であろう。

 この仮説はプラトン的な考え方を究極にまで突き詰めたものといえる。プラトンのイデアの世界にある数理的構造、あるいは数学者ラッカーのいう「マインドスケープ」が物理的にも存在するというわけである。

lebel4.jpg
図:数理的構造そのものが宇宙「レベル4マルチバース」
究極の並行宇宙はあらゆる可能性を含む。その位置や宇宙論的な特性、量子状態が異なるだけでなく、物理法則までが異なる宇宙の存在が考えられる。これらの宇宙は空間と時間を超えたところにあるので、目に見えるように描くのはまず不可能である。最良の方法は、抽象的に思い描くこと。宇宙とは、それを支配する物理法則の数理的構造を表現した「彫刻」のようなものといえる。例えば、1つの単純な宇宙を考えよう。地球と月、太陽があり、ニュートン力学に従っているとする。客観的立場の観測者からは、この宇宙は組み紐で覆われた丸い輪のように見える(丸い輪は地球の軌跡、それを覆う組み紐は地球を周回する月の軌跡)。物理法則が異なれば、宇宙の形も異なってくる(a~d)。この考え方に立つと、物理学の根本にかかわるさまざまな問題が解決する。

 マルチバースの階層構造はレベル4でおしまいになる。基礎的な物理理論が自己矛盾のないものならば、これらはいずれも何らかの数理的構造によって表現可能だからである。

 レベル4マルチバースの仮説は実証可能であり、レベル2マルチバースの場合と同様、レベル4マルチバースは1つの集合(この場合は数理的構造の全体)と選択効果を含んでいる。数理的構造の分類が進むにつれ、私たちの世界を記述している数理的構造が観測結果と一致する最も一般的な構造であることが判明するだろう。同様に、私たちが将来に観測する事柄は過去の観測事実と首尾一貫した一般的なものになるはずで、過去の観測事実は私たちの存在と矛盾しない最も一般的なものである。

 「一般的」が何を意味するかを定量的に示すのは難しい問題で、その研究は緒についたばかりである。しかし、数理的構造には1つの顕著で有望な特徴がある。私たちの宇宙が明快で秩序を持っているのは数理的構造の対称性と不変性のおかげであるが、これらは例外なく一般的だという点である。数理的構造にはもともとこうした特徴が備わっているようで、この特徴を取り除くには複雑な公理を付け加える必要がある。


 ここまで紹介してきたように並行宇宙には4つの階層があり、レベル1からレベル4へと向かうにつれて私たちの宇宙とはかけ離れたものになる。レベル1では宇宙の初期条件が異なるだけだが、レベル2では物理定数や粒子にも差が生じ、レベル4に至っては物理法則そのものが異なる余地がある。私たちの宇宙と質的に変わりがないのはレベル3だけで、過去数十年にわたってレベル3宇宙の考え方が反論の嵐に見舞われてきたのは皮肉なことである。

 今後数年で、宇宙マイクロ波背景放射や大規模スケールでの物質分布など宇宙論に関連する観測が劇的に進むとみられ、空間の曲率と位相幾何学的性質がもっと正確に突き止められることにより、レベル1宇宙の仮説に白黒がつくだろう。こうした観測を通じてカオス的永久インフレーション理論を検証することにより、レベル2宇宙を調べることもできるだろう。宇宙物理学と高エネルギー物理学の双方が進歩すれば、物理定数がどの程度まで微調整されたかが明確になり、レベル2宇宙が存在するのかしないのか、可能性が絞り込まれてくるはずである。

 量子コンピューターの研究開発が実を結べば、レベル3宇宙の新たな存在証明となる。量子コンピューターは基本的に、並列計算にレベル3宇宙の並行性を利用するものだからである。一方では「ユニタリー性の破れ」を探す実験も進みつつあり、もしもこの証拠がつかめた場合、レベル3宇宙は存在しないことになる。

 そして最終的には、一般相対性理論と場の量子論の統合という現代物理学最大の難問が解決されるかどうかで、レベル4宇宙に対する見方が大きく左右される。私たちの宇宙に厳密にマッチする数理的構造が見つかるか、あるいは数学的に理不尽な壁にぶつかってこの仮説を放棄せざるをえなくなるかのいずれかとなる。

 だから、私たちも並行宇宙の存在を信じてみてはいかがだろうか。これに対し、並行宇宙に関する議論は何の役にも立たないうえ、いかにも奇妙すぎるという反論もある。決して観測できない世界を仮定するなど、「オッカムのかみそり」(「最も単純な説明が最良である場合が多い」とする原則)に照らしても説得力を欠く。異なる世界が無限に存在するほど、自然は浪費家ではないはずである。

 しかし、この議論は裏を返すと、マルチバースの存在を支持することにもなりうる。自然が本当に浪費しているのは何だろう。空間や質量、原子などではないのは確かである。レベル1マルチバースにしても、すでにこれらを無限に含んでいるのだから、そのほかに少しくらい無駄にするものがあっても何の問題にもならない。重要なのは、単純明快さが損なわれるかどうかである。

 全体集合はしばしばその構成要素よりも単純な場合がある。例えば整数全体の集合を考えよう。全集合と1つの数字のどちらが単純だろうか。素朴に考えると、数字1つのほうが単純に思える。しかし、整数全体を生成するコンピュータープログラムはとても簡単で、これに比べると大きな数1つを記述するほうがずっと長い行数を占めることもある。実は全体のほうが単純なのである。

 同様に、アインシュタインの場の方程式に対する解の全体集合は、個々の解よりも単純で、一般解はいくつかの方程式で表現できるが、個々の解を求めるには、ある超曲面上での膨大な初期値を特定する必要がある。つまり、集合の中の特定の要素に関心を絞ると複雑さが増し、すべての要素をまとめ上げていた全体性に本来備わっていた対称性や単純さが損なわれてしまうということである。

 この意味では、高レベルのマルチバースほど単純である。私たちの宇宙に比べ、レベル1マルチバースは特別な初期条件を設定する必要がないという点で単純である。そして、レベル2では物理定数を特定する必要もなくなり、レベル4になると一切を特定しなくてよくなる。一見すると豊かな複雑さも、すべては観測者(蛙の視点)が主観的に認識するものの中にある。鳥の視点に立てば、マルチバースほど単純なものはない。

 マルチバースの概念が奇妙すぎるという不満は、科学というよりは美意識の問題だろうし、そもそもアリストテレス的世界観に立った場合だけに問題となるものである。奇妙だからといって、では何だというのだろうか。実在の本質に迫る深遠な問いに対する答えが、奇妙なものではないとでもいうのだろうか。私たちは遠い祖先から今日に至るまで、日常の物理現象に関する直観を育んできた。進化の過程で、それが生存競争に有利だったからである。逆にいえば、日常世界をひとたび離れれば、奇妙に見える事柄を予測するほうがむしろ当然といえよう。

 4つのマルチバースに共通する特徴は、並行宇宙に本来備わっている単純さと、おそらくはこれ以上明快なものはないといえるほど鮮やかな理論である。これら宇宙の存在を否定するには、実験的に確かめられていないプロセスや場当たり的な仮定を加えるなどして、理論を複雑にしなくてはならない。例えば、空間が有限であるとか、波動関数が収縮するとか、存在論的な非対称性などを持ち込まねばならなくなる。

 結局のところ、無駄であか抜けしないのはどちらなのかという判断になる。たくさんの世界と、たくさんの論争のどちらを選ぶかである。おそらく私たちは、私たちの宇宙が奇妙であることにだんだんと慣れ、その奇妙さが魅力の一部であることに気づくだろう。
プロフィール

toto

Author:toto
「時間旅行」とは?・・・過去と未来が「今」と繋がっているとすると、過去を替えることが出来るならば、未来も替える事が可能と成るはずです。
地球にとっての、「良き未来」を創るために、「今」を一所懸命に生きて、良き未来を目標として生きてみたいですね。

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